【1-4】リスクをおさえてハウスクリーニングで独立開業する方法

ハウスクリーニングで独立開業をお考えの方もいらっしゃると思います。 でも、独立開業というと様々なリスクを考える方も多いはず。ここでは、ハウスクリーニングの独立開業におけるリスクについて、説明します。

リスクをおさえてハウスクリーニングで独立開業する方法

よくあるハウスクリーニングの開業リスク

よくあるハウスクリーニングの開業リスク

ハウスクリーニングの開業後の失敗には次のような事例をよく見聞きします。

そもそも利益を生み出せない仕組みのままスタートしてしまう

ハウスクリーニング開業の失敗によくあることですが、仕事はあるが全然利益が出ない、そのうち体力の限界に陥ってしまい、身も心もボロボロになってしまうケースが見受けられます。

初期投資にお金を使ってしまい、運転資金が枯渇してしまう

独立開業というと、まじめな人や慎重な人ほど最初は万全な準備をして、臨もうとする方が多いようです。
特に集客については、最も心配な部分であるために、顧客を紹介してくれる仲介媒体、フランチャイズなどに多くの資金を投入する方も少なくありません。

技術的な課題をクリアできずに疲弊してしまう

ハウスクリーニングは技術職です。技術や知識が無かったり、現場ごとに効率的な作業の流れを考えれらるようにならないと非効率な作業となり、その作業時間は何倍とかかります。通常6時間で終わる作業が10時間~12時間と長くなれば、体力的に「きつい仕事」となり、そのまま続けていると「やっていられない」となります。

これらの失敗は情報に踊らされたり、事前の下調べが甘いなどで、誰もが陥る可能性がありますので、リスクを避けるためにはどうしたらいいのか?これから、記載する記事をよくお読みいただき、あなたにとって開業するには何が本当に必要なものなのか、考えていただく機会になれば幸いです。

利益を生み出す仕組みをよく考える

利益を生み出す仕組みをよく考える

「利益を生み出す仕組みをよく考えておく」とはどのような意味なんでしょうか?
開業するにあたり、一番不安なことは、お客様を開拓することだと思います。
そのため、お客様を開拓するにあたり、お金を払ってその不安を払拭するということを考える方が多いのも事実です。お金を払ってお客様を紹介してもらうサービスには大きく2つあります。

マッチングサイトを使う方法

マッチングサイトには大きく2つの種類があります。
1つは事前に数十万円の広告費を払って、案件を紹介してもらうもの。成果報酬ではないため、紹介された案件が受注につながらなくてもその広告費は、支払うことになります。
次に成果報酬型と呼ばれるもので、受注できた案件に対して、受注額の20%前後の報酬を支払うというものです。
いずれも自身の大切な利益を大きく圧迫したり、価格競争に巻き込まれたりする可能性がありますから、一番初めのとっかかりとして試しに使う分にはいいと思いますが、継続的に使うものではないと思います。

フランチャイズを利用する方法

大手フランチャイズという安心感で加盟される方も多いフランチャイズですが、ロイヤリティ、広告費、紹介料、チラシ代・・・開業後もたくさんのお金がかかります。基本的にフランチャイズは在宅クリーニングが多いため、繁忙期と閑散期の差が激しく、閑散期でも上記の費用は支払います。開業時にも大きな資金を必要とし、後戻りもできない契約条件などもありますので、本当によく考えて加盟しないと後悔することになります。

結論、一番お勧めするのはやはり「自己開拓」

集客はいろいろな方法がありますが、ビジネスとして成功させる一番の近道は、苦労して少しづつ顧客を自己開拓していくことが一番の方法だと思います。
顧客が開拓できれば仕事の励みや自信にもなりますし、何しろ売上の全部が自身の売上になるので、多少割の悪い仕事でも受けて次につなげたりすることができますし、広告やHP改修、サービスの拡充にも利益の一部を回すことができます。
そして、自己開拓の最大のメリットは、自分で集客のノウハウが身につくということです。これさえ、身に付けてしまえば、怖いものはありません。独立するからには、避けては通れないものとして、試行錯誤、自己研鑽することをお勧めします。プロ技塾では、集客のアドバイス解説や、LINE相談などもやっていますので、お気軽にご相談ください。

初期費用は最低限にする

初期費用は最低限にする

ハウスクリーニングの開業は、飲食店や小売店などと違い、店舗も在庫も抱えずに開業できるサービスです。
その優位性を存分に活かして初期投資はできるだけかけずに開業することをお勧めします。初期投資を抑えた分、代わりに開業後の運転資金として使えるお金を持っておくとよいでしょう。目安としては半年分の生活費と諸経費があると気持ち的に楽だと思います。

開業時に必要な道具、備品、消耗品類

  • 車(自家用車あれば自家用車、なければ中古の軽自動車)
  • 洗剤や消耗品は最低限のもの(プロ技塾でもご紹介)を準備し、高額な道具類は徐々に必要に応じてそろえていく。

全部で20-25万円くらいあれば、一通りのハウスクリーニングができる道具や薬剤が揃えられます。
それ以外は、必要諸経費(ガソリン代、高速代、コインパーキング代など)くらいなので、自家用車があれ30万円以内で済むことになります。

技術的な課題をクリアしておく

技術的な課題をクリアしておく

ハウスクリーニングの初期投資で重要なものに「技術」があります。
なぜなら、技術がないクリーニング業者はリピート受注がもらえないからです。
ハウスクリーニングの営業で最も重要なものは新規顧客獲得ではなく、リピート顧客を増やすことにあります。
人が生活すれば必ず汚れ、またきれいにする必要が生じ、そこにビジネスの機会が訪れます。お客様は例外なくきれいにしたいという欲求があってこちらに注文する訳ですから、その期待を上回る技術やサービスを提供できなければなりません。
また、リピート顧客には広告費や営業経費もかかりませんし、営業に時間を割く必要もありません。
非常に効率のよい健全な経営ができるようになります。
ハウスクリーニングの技術を学ぶ方法はいろいろありますが、次のポイントで選択するといいと思います。

  • 費用対効果の高い学びを提供している
  • 自分の性格やライフスタイルにあったもの
  • あるべき姿に最も近づける手段はどれか

慎重に調べて選択しましょう。
もし、「技術なんてどこで学んでもあまり変わらない」と思っている方は、心配です。
私は今まで何社ものハウスクリーニング業者を見てきていますが、技術が低い業者は自然と淘汰されていく運命にあります。実践で使える技術、高いクオリティを発揮できる技術を学ばなければ、意味はありません。

まとめ

まとめ

ハウスクリーニングのリスクをおさえた独立開業とは、
実は独立開業希望者が開業時のリスクを回避しようとして払いがちな大きな出費を極力やめることです。
具体的には

  1. 安易にマッチングサイトで新規顧客を獲得しようとしない(利用する時には利益率などよく計画する)
  2. 盲目的にフランチャイズに加盟しない(加盟する前にフランチャイズのリスクを確認する)
  3. 初期費用にはお金をかけない(お金は極力運転資金に回す)
  4. また、上記とは逆に最も重要な「リピート顧客」獲得のためにプロの技術習得にはある程度の自己投資をする 開業して売上を伸ばしている方は「顧客を失わない」ために、日々成長されています。 ここをケチってYouTubeで終わらせるなどはもっての外、それこそ大事な顧客を失うリスクにつながります。 お金のかけ方を間違えないようにすることこそ、最もリスクをおさえた独立開業と言えます。
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